福生市の「横田基地 日米友好祭」に行ってきました。(2019年)
「横田基地 日米友好祭」は米軍横田基地の一部を一般に開放して日米の交流、友好を深めるイベントであり、毎年8月または9月に連続2日間にわたって開催されています。
入場は無料で、今年(2019年)は9月14日、15日の2日間に友好祭が開催されました。
この友好祭の2日間に米軍横田基地を訪れる来場者の数は毎年10万人以上にものぼり、日本国内の米軍基地友好祭の中でも「横田基地日米友好祭」は最大規模のお祭りとなっております。
基地内では米軍や自衛隊の航空機の展示が行われているほか、アメリカンフードやグッズの売店、音楽やダンスのライブステージなどもあり、様々な楽しみ方ができるお祭りとなっています。
普段はとても立ち入ることができない米軍基地内の様子をご覧になり、アメリカ気分を満喫してみるのも又よろしいのではないでしょうか。
なお、近年は横田基地の入場にあたり、身分証明証の確認が厳しくなっていて、日本国籍の16歳以上の方は運転免許証、パスポート、写真付きマイナンバーカードなどの提示が入場時に求められます。従いまして横田基地の日米友好祭にお出掛けになる前には忘れずに身分証明証を必ず携帯するようご注意ください。
(詳細についてはホームページなどで事前に確認すると良いと思います。)
日米友好祭が行われている米軍横田基地の中に入るとそこはまるでアメリカのような雰囲気に包まれた空間となります。
基地内にはたくさんの売店が並び、ビーフステーキ、ハンバーガー、ホットドッグといった日本とはまた違う、本格的なビッグサイズのアメリカンフーズを楽しむことができます。また、やきそばなど日本的な食事を提供するお店の出店もあり、日米の様々な美食を味わえるのも日米友好祭の大きな魅力と言えるでしょう。
食事以外にも航空グッズや米軍オリジナルグッズの売店なども軒を連ねますが、日米の友好祭だけのことはあり、店によっては代金の支払いは「円」だけでなく「ドル」でも可能となっております。滑走路の屋外ステージや、格納庫を使った屋内ステージでも音楽演奏、ダンスパフォーマンスなど、いろいろな日米のライブが行われており、日米友好祭が行われている横田基地は大変にぎやかで様々な楽しみかたができるお祭りとなっています。
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日米友好祭の大きな見どころのひとつが、やはり各種航空機の展示です。
今年も横田基地内で米軍や自衛隊の航空機の展示が行われ、様々な航空機を間近で見ることができました。
なお今年(2019年)の日米友好祭の展示機は下記の通りでした。
| 米軍機 |
F-16、F-15C、A-10C、EA-18G、AH-1Z、CH-53E、UH-1Y、 MH-60R、MH-60S、UH-1N、MC-130、C-130J、KC-10、KC-135、 P-8、UC-35、C-12J、CV-22、RQ-4 |
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| 自衛隊機 |
F-15J、RF-4、F-2、C-1、YS-11、UH-60J、U-125、CH-47、C-2、 C-130H、UH-60JA |
RQ-4グローバルホークは、米ライアン・エアロノーティカル社(現ノースロップ・グラマン社)によって開発された無人偵察機(UAV)です。1995年から開発が開始され、1998年2月に初飛行をしており、現在ではアメリカ空軍等で運用されています。
RQ-4の主翼は空気の薄い高高度でも大きな揚力を発生できるよう、翼幅が機体全長の3倍近くもあり、かつアスペクト比(縦横比)も極めて大きくグライダーの主翼のような細長い形状をしています。また機首の膨らんだ部分には衛星通信用のアンテナが収められていて衛星経由で地上局と通信を行うことが出来るようになっています。
日本の防衛省はこのRQ-4グローバルホークを3機購入することを決定していて、2020年以降、航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)に順次配備することにしています。
(陸海空自衛隊共同で運営する計画です。)
【 主要諸元 】 (RQ-4)
| 翼 幅 | 39.8m |
| 全 長 | 14.5m |
| 全 高 | 4.7m |
| 重 量 | 6,781kg |
| 速 度 | 603km/h |
| エンジン | ロールス・ロイス社製AE3007Hターボファン ×1 |
| 航続距離 | 22,779km |
| 最高高度 | 18,288m |
※RQ-4には初期生産型のRQ-4Aと、機体を大型化したRQ-4Bがありますが、上記データはRQ-4Bのものです。
RF-4EはF-4ファントム戦闘機を偵察機用に改造したものです。
別名「音速の忍者」とも呼ばれるRF-4Eの機首に搭載された偵察用カメラは機体のスピードに連動して写真が流れないようになっていて雨中や夜間でも偵察/撮影が可能となっています。
このRF-4Eは1974年から1975年にかけて当時の米マクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)から14機が輸入され、全機が航空自衛隊の百里基地第501飛行隊に配備されました。
(ちなみに「RF-4E」が現在も配備されている百里基地第501飛行隊のマークはキツツキの「ウッドペッカー」であり、同隊に所属するRF-4Eの垂直尾翼にもそのマークが描かれています。)
なお航空自衛隊の偵察機RF-4には純粋な偵察機型のRF-4Eと戦闘能力も備えたRF-4EJの2種類があるのですが、今年(2019年)横田基地に展示されていたRF-4は「RF-4E」でした。
(RF-4EJは国内ライセンス生産したF-4EJ戦闘機を偵察機用に改造したもので、輸入したRF-4Eは機首にカメラが搭載されていますが、RF-4EJは胴体中央下部に偵察ポッドを装着して偵察活動を行うようになっています。)
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【参考】
2015年9月の日米友好祭で展示されていた
輸入したRF-4Eとは異なり、 (2015年、米軍横田基地にて撮影) |
ただ近年の偵察活動は無人化、デジタル化の方向に進んでいて、RF-4のように有人偵察機の乗員が撮影したフィルムを基地まで帰投し持ち帰り、そのフィルムを基地の暗室で現像するというスタイルはもはや古くなってきています。
そのため、百里基地の第501飛行隊も2019年度で解散することが決まっていて、2020年4月以降は同隊に所属するRF-4E、RF-4EJも退役することになります。
(今後の偵察活動には前述の三沢基地の無人偵察機RQ-4グローバルホークを活用していくようです。)
よって来年(2020年)以降の日米友好祭ではもうRF-4E、RF-4EJの姿を見ることは出来ず、今年の展示がどうやら最後になりそうです。
【 主要諸元 】 (RF-4E)
| 全 幅 | 11.71m |
| 全 長 | 18.60m |
| 全 高 | 5.01m |
| 最大重量 | 25,900kg |
| エンジン | J79-GE-17A(アフターバーナー付きターボジェット) ×2 |
| 最大速度 | マッハ2.2 |
| 乗 員 | 2名 |
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日米友好祭のときの横田基地内では航空機の展示や売店以外にも いろいろなアトラクションも行われています。
そのアトラクションのひとつに軍用警察犬の実演(デモンストレーション)があります。
ちなみにこの軍用警察犬は米軍では「K9(ケーナイン)」と呼ばれています。
この通称は英語で「イヌ科」を表す「Canine(ケーナイン)」と発音が同じことに由来するそうで、この軍用犬の実演も「K9デモンストレーション」と呼ばれています。
今年(2019年)の実演は1日3回行われ、1回目が午前10時から、2回目が午後1時から、そして最後の3回目が午後5時からとなっていました。
実演では軍用警察犬が訓練士(ハンドラー)から指示されると 敵となる攻撃対象の人間に襲い掛かります。そして訓練士の指示があるまで敵に噛みついて決して離れません。(実演のときは敵役の米兵の人は防弾チョッキのようなものを着て身を守っています。)この実演はかなりの迫力なので一見の価値はあると思います。
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